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    宇宙センター・基地

    31/6 (Baikonur Cosmodrome, Republic of Kazakhstan)

    Space MasterBy Space Master2025 年 9 月 23 日コメントはまだありません1 Min Read0 Views
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    Baikonur Roscosmos Image Credit : NASA
    Image Credit : NASA
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    Table of Contents

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    • バイコヌール宇宙基地31番射点:歴史と未来を担うもう一つの発射台
      • 概要:歴史のバックアップから現代の主役へ
      • 歴史:ICBM基地から有人宇宙船発射台へ
      • 技術的特徴と対応ロケット
      • 主要な打ち上げ実績(一部)
      • 現在の運用と将来性
    • Google Map
    • 関連ウェブサイト

    バイコヌール宇宙基地31番射点:歴史と未来を担うもう一つの発射台

    バイコヌール宇宙基地の数ある発射施設の中でも、31番射点(サイト31/6)は、世界初の人工衛星や有人宇宙船を打ち上げた1番射点「ガガーリン発射台」と並び、宇宙開発の歴史において極めて重要な役割を果たしてきました。そして現在、国際宇宙ステーション(ISS)へのミッションを支える中心的施設として、その重要性はかつてなく高まっています。

    概要:歴史のバックアップから現代の主役へ

    31番射点は、バイコヌール宇宙基地の北東部に位置するR-7ロケットファミリー用の発射施設です。当初は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射施設として建設されましたが、後に宇宙開発へとその役目を転換。歴史的な「ガガーリン発射台」のバックアップとして、また独自のミッションを担う施設として数々の打ち上げを成功させてきました。

    特に、ソユーズロケットの近代化に伴い、「ガガーリン発射台」が対応できなくなったソユーズ2系統のロケット打ち上げを一手に引き受け、2020年以降はISSへの全てのロシア有人宇宙飛行ミッションがこの31番射点から行われています。まさに、現代の有人宇宙開発におけるロシアの玄関口と言えるでしょう。


    歴史:ICBM基地から有人宇宙船発射台へ

    31番射点の歴史は、冷戦時代の軍事開発から始まります。

    • 1958年:建設開始 世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げた1番射点の経験を元に、R-7大陸間弾道ミサイルの実戦配備および訓練用の「戦闘ステーション」として建設が開始されました。そのため、1番射点に比べて組立施設や支援施設が発射台の近くに集約されるなど、より運用効率を重視した設計がなされています。
    • 1961年1月14日:初の打ち上げ R-7A ICBMの試験打ち上げに成功。軍事施設としての運用が始まります。
    • 1960年代後半:宇宙への転換 R-7ミサイルの軍事的重要性がいち早く低下したことを受け、施設は宇宙船打ち上げ用に改修されました。1966年にはソユーズ宇宙船の打ち上げ準備中にロケットが爆発し3名の命が失われる悲劇も経験しましたが、施設は修復され、宇宙開発の舞台へと生まれ変わりました。
    • 1969年1月14日:初の有人打ち上げ 修復後初のミッションとして、ウラジーミル・シャタロフ飛行士を乗せた「ソユーズ4号」の打ち上げに成功。これ以降、1970年代にかけて複数の有人ミッションを担いました。
    • 1984年:ガガーリン発射台の代替 1983年に1番射点でソユーズロケットが爆発炎上する事故が発生。修復期間中、31番射点がその役割を完全に引き継ぎ、「ソユーズT-10」「T-11」「T-12」といった重要な有人ミッションを成功させ、バイコヌールの宇宙開発計画を途絶えさせないという重大な役割を果たしました。
    • 2000年代:近代化改修 スペースシャトルの退役を見据え、ISSへのアクセス需要増加に対応するため、新型の「ソユーズ2」ロケットに対応する大規模な近代化改修が実施されました。
    • 2009年以降:運用再開と現在の役割 2009年2月10日の「プログレスM-66」補給船の打ち上げから本格的に運用を再開。以降、プログレス補給船や各国の人工衛星の打ち上げをコンスタントに実施。そして、旧型のソユーズFGロケットが退役した2020年以降、ISSへ向かう全てのソユーズMS有人宇宙船の打ち上げは31番射点が担うこととなり、再び歴史の表舞台で中心的な役割を担っています。

    技術的特徴と対応ロケット

    31番射点は、基本的な構造は1番射点と同じく、ロケットを4本の支柱(チューリップ)で支え、発射時に一斉に開く特徴的なシステムを採用しています。しかし、1番射点の建設・運用経験をフィードバックし、排気の流れを逃がすフレームトレンチ(排気口)がよりコンパクトに設計されるなどの改良が加えられています。

    長年にわたる運用の中で、以下のR-7ロケットの派生型に対応してきました。

    • R-7A(ICBM)
    • ボストーク
    • ボスホート
    • モルニヤ
    • ソユーズ、ソユーズU、ソユーズFG
    • ソユーズ2.1a、ソユーズ2.1b(現在運用中)

    主要な打ち上げ実績(一部)

    日付ロケットペイロード概要
    1961年1月14日R-7A(ICBMテスト)31番射点からの初のロケット打ち上げ。
    1969年1月14日ソユーズソユーズ4号31番射点からの初の有人宇宙船打ち上げ。
    1984年2月8日ソユーズU2ソユーズT-101番射点の事故後、代替として打ち上げられた有人宇宙船。
    1984年4月3日ソユーズU2ソユーズT-11インド人初の宇宙飛行士ラケッシュ・シャルマが搭乗。
    2009年2月10日ソユーズUプログレスM-66近代化改修後、初の打ち上げ。ISSへの補給ミッション。
    2012年7月15日ソユーズFGソユーズTMA-05M日本人宇宙飛行士、星出彰彦氏が搭乗。
    2020年4月9日ソユーズ2.1aソユーズMS-16ソユーズ2ロケットによる初の有人宇宙船打ち上げ。
    2021年12月8日ソユーズ2.1aソユーズMS-20日本人宇宙旅行者、前澤友作氏、平野陽三氏が搭乗。

    現在の運用と将来性

    現在、31番射点は国際宇宙ステーション(ISS)計画に不可欠な施設です。ロシアのソユーズMS宇宙船による宇宙飛行士の輸送と、プログレスMS補給船による物資輸送の打ち上げを一手に担っています。

    歴史的な1番射点「ガガーリン発射台」はソユーズ2ロケットに対応しておらず、記念碑的な施設として博物館化する計画も浮上しているため、今後もバイコヌールにおけるソユーズロケット運用の中心であり続けることは確実です。ロシアは極東アムール州にボストーチヌイ宇宙基地を建設し、新型ロケットの開発を進めていますが、カザフスタンとの租借契約は2050年まで有効であり、信頼性の高いソユーズロケットの運用が続く限り、この31番射点は世界の宇宙開発において重要な役割を担い続けるでしょう。

    Google Map

    関連ウェブサイト

    • ロスコスモス公式サイト: https://www.roscosmos.ru/
    • バイコヌール宇宙基地の歴史博物館: http://museum-baikonur.ru/en/
    • Encyclopedia Astronautica, Baikonur (英語): http://www.astronautix.com/b/baikonur.html
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