いよいよ当日を迎えた40周年イベント
いよいよメインイベントの日がやってきました。毎日同じホテルの朝食に飽きてきたので、近くのバーガーキングに行く事に。朝7時から営業していたので、バーガーキングのモーニングセットを食べてNASAに向かいます。

いよいよイベントがスタート。アマチュア無線機を使って地上との交信を行うようになって40年。多くの宇宙関係者が関わり、ここまでやってきました。ARISSチームの人たちからスピーチがあったのち、日本のJARLからも祝辞がありました。

NASAの関係者や宇宙飛行士も参加し式典は終了し、しばしの休憩の間、今回のNASA訪問時に全然見て回れなかったケネディー宇宙センタービジターコンプレックス内を見て回る事にしました。
スペースシャトル計画も終わり、展示されている本物のアトランティス号なんか荘厳さをビリビリと感じます。

この時搭載されていたモトローラー社製の無線機とクルーのシャツ。テレビでよく見かけたデザインです。若田さんも着ていた気がします。

そして、実物大のハッブル望遠鏡のモックも展示されています。でかい!

もっとゆっくり見たかったのですが、あっという間に時間が過ぎ、全然見れませんでした。これからGALAディナーと呼ばれるサターンVロケットの下でのディナーに参加します。現役の宇宙飛行士としてマイク・フィンク宇宙飛行士も参加してくれるとの事。
マイクフィンク宇宙飛行士とは運よく話視をする機会をもらえました。というのも、ARISS JAPANのスタッフの方が私を紹介してくれたこと、そしてマイク・フィンク宇宙飛行士は非常に親日家で、日本に住んでいたこともあるため日本語が上手。日本語でも話しをしてくれました!
サターンVの下でディナー!GALA DINNER
サターンVロケットが展示してあるこのエリアはビジターセンターから距離があるのでバスでここまで移動してきます。
移動中のバス内でスタッフから注意事項の呼びかけがあり「このエリアは通常は進入禁止エリアなのでセキュリティが厳しい。特に今日は特別に厳重なセキュリティ体制を敷いています」とアナウンスされました。これは何度も効いている事で、何で改めてこんなことを言っているのかと思ったら、なんとスタッフ全員スターウォーズのコスプレをして待ち構えていました。

なんか、ダースベイダーやストームトルーパーの他にも、タイファイターの操縦士やレジスタンスのXウイングの操縦士、マンダロリアンにジャワ族など沢山います。めちゃくちゃうれしい演出です。こんなことなら1日目に買ったライトセイバーを持ってくればよかったです。

ディナーも始まり、宇宙飛行士の方たちのスピーチも始まりました。そしてお楽しみにビュッフェでの食事も始まりましたが、NASAの宇宙飛行士と直接話しをさせて頂いたり、関係者の方たちの素晴らしい話視に感動して食事の味は殆ど覚えていません。

いつの間にかディナーも終わり、ホテルに帰ってパッキングですが、夢のような時間は一瞬。動画で記録を残しておいてよかったですが、これは公開できないという事です。
学びの多い7日間でしたが、お土産にARRLの方たちから無線キットなどを頂きました。今後の宇宙教育のために利用させて頂こうと思います。
今回NASAに通うという体験の中、日本と米国のアマチュア無線を活用した取り組みの大きな違いを感じました。日本ではアマチュア無線家の数は1995年ごろをピークに減りつつあり、現在では40万人程度。一方の米国は右肩上がりにその利用者数が伸びています。このあたりが数字に表れてきているのだろうと感じました。人口比率で言えば今でも日本の方が利用者は多いですが、それでも未来ある活動を行っているように感じました。
この経験を日本でも生かしていきたいと感じ、最後のワインを開けて帰国の途につきました。