日本発、民間による観測ロケット「MOMO」初号機打ち上げ会見


2006年から宇宙事業を開始した、インターテスラテクノロジズ株式会社は、ホリエモンでおなじみ堀江貴文氏がファウンダーとしても知られている日本発の宇宙ベンチャー企業です。同社が北海道の大樹町で研究をすすめているロケットの打ち上げ実験が行われることになり、その記者会見が2017年7月6日に記者会見が行われました。

冒頭、代表の稲川氏により事業の概要の説明がありました。今回打ち上げられる「MOMO」と呼ばれるロケットは観測用であり、高度100㎞程度に到達するもので、2015年夏からエンジンの開発を行っているものです。エンジンの内部には、エタノールと酸化剤を衝突させて、ピントル型インジェクターという噴射型を利用して推進力を得る方式を採用しています。

今回の打ち上げにより、宇宙空間への到達実証、気体・エンジンの飛翔環境での実証、姿勢制御実証、通信実証などの実験を行い、それらのデータをもとに更なる開発をすすめていくという。初号機のペイロードには微小重力環境測定装置と通信試験装置を搭載し、パラシュートにてこれらを回収するようです。

ロケット自体の製作は内製率を高くすることで短期間での打ち上げを実現し、なるべく汎用的な部品で国内で容易に手に入れることができるようなものを利用することで低コストも実現することを目標にしています。

今回の打ち上げに関して、DMM.comがメインスポンサーになり、機体には秋葉原にあるものづくりスペースDMM.makeのロゴが印刷されています。さらに打ち上げの費用を調達するためにクラウドファンディングサイト「Campfire」にて2700万円の資金調達にも成功している。

打ち上げは2017年7月29日(土)に設定されていて、10時20分~12時30分の間に打ち上げる予定。(天候により延期になった場合は同日15時45分~17時、翌30日5時~8時、10時20分~12時30分、15時45分~17時の予備時間が用意されている。)

記者会見でファウンダーの堀江貴文氏は「10年以上かかってようやく宇宙空間にたどり着きそうなロケットが出来上がった。今回の打ち上げでロケット大国ともなりうるポテンシャルを秘めた日本で、民間でのロケット産業が盛り上がることに期待したい。」と語った。


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